たかがピン、されどピン・安いウィッグを避けた方が良い理由

ウィッグに不可欠なものとして、ピンがあります。


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たかがピンと侮る無かれ、世の中にはそれこそピンきりで種々のピンがあり、ご職業によっては結構使い分けたり、仕様・使用を義務付けるなどもあったりします。

今回はピンについて解説していきます。

肌荒れに関係するピン

多くのヘアウィッグにはベースネットがあって、そこにピンを2~4個ほどを組み合わせ、地毛にクリップして固定することでウィッグを固定します。

上のピンは前後に二つ、前髪付近から分け目、又は分け目から頭頂部までなど薄い部分をカバーするように付けるウィッグです。

下のウィッグはベースの面積も広く、頭部の上半分をカバーするタイプのもの、脇の部分の髪の毛が残っている部分4角に固定するのが一般的です。

ご覧になってわかるように、ウィッグのベースネットやピンは、頭皮の地肌に触れることも多いので、素材にはこだわる必要がある、というのをお伝えしたいところです。

素材としてはステンレスが多く、プラスチックなどの樹脂製のものもあります。

そして、金額的にも実は良いものは高い。一個当たり2000円前後することも多いです。

アマゾンでパーツのみ売っていることもありますが、時期によって値段は変更されますが、1500~2500円です。素材は樹脂系~ステンレスなどで、ラバーコーティングなどであったり、表面を特殊な金属焼付け加工などで処理しているため高価なんですね。

2~4個使うことで、ピンだけで激安ウィッグが買えてしまうくらいまでの費用になります。

このピンをウィッグに縫い付けたり、接着したりするなどするので加工費用も掛かります。

ウィッグの安い、高いの理由の一つです。

海外製の激安ウィッグでは、ピンなどの皮膚に長時間触れる可能性が高いパーツに、粗悪な品を使うなどしないと採算が取れないんです。

頭皮や毛穴を荒れさせてしまうことでハゲを進行させないためには、たかがピン、されどピン、だと思います。

安いものにはワケがあります。

激安ウィッグはハロウィンなどイベントだけにしておいて、髪形として馴染むウィッグは、ぜひ品質にこだわって欲しいものですね。

職業柄使われるピン

ピンはピンでも普通のヘアピンでも素材や色にこだわったものも市販されています。

実習で看護師さんの白い服・帽子・スカーフを止めるナ-スキャップを留めるのためピンとして使われていたり、白髪にも似合うピンとして重宝したりします。

看護師さんが使うピンは夜勤で汗で汚れやすかったりするので、素材として腐食しないことが重要だったりします。

病院などでは薬剤など空気中に霧散したものに触れることも多いので、変色しない本質的な耐久性があるピンが大事だったりもします。

こういうピンも同様に、本数あたりは安くは無いので、これまたすぐに色落ちして禿げるような加工のピンは避けましょう。

口コミが悪い粗悪品については紹介はしませんが、購入に当たっては気をつけてご判断を。

腐食しないピン

美容院で使われているピンで最強のピンというのもあります。

シングルピンとダブルピンというのが、美容室の備品というかツイストパーマやピンパーマ、またはヘアメイクの時の固定で使われるピンであるのですが、これがまた最強の耐久性を誇ります。

パーマ液でビッタビタになろうが、ストレートパーマの溶剤だろうがいくら付着しても放置しても一向に腐食しないステンレスです。

これぞ最強のステンレスってのを十数年単位で見てきているので、高くても長期的に使える素材があることを美容師さんは知っています。

良いものを適正な値段で

良いものであれば高価だという理由はピン一つとってもあります。

腐食しないピン、皮膚への刺激が少ないハイグレードステンレス、特殊な加工など、ウィッグと皮膚との接点について解説しました。

安い粗悪なものは避けた方が良いのは間違いありませんが、高ければよいって物でもありません。

大手カツラメーカーはオーダーメイドウィッグの販売価格の4~5割ほどは広告宣伝費や販売管理費などに使っているとも聞きます。

ここ最近のオーダーメイドウィッグであれば、大手カツラメーカーと同等、又は使用するアイテムを同等以上の素材で仕立てても、金額は半分程度で製造元→お客様へと渡る時代です。

一度でも大手カツラメーカーで作った人こそ、高い大手の基準がどんなものか、品質と値段について解ると思います。

仕立ての良いウィッグに出会えるといいですね。

横浜の増毛エクステアンフィーロ>オーダーメイドウィッグ について、参照

追記:ウィッグ用のハイグレードピン、腕の毛などの細い体毛ですらキャッチできるものもあります。

頭部の薄毛でもズレることなくしっかり固定できるウィッグと言うのは、こういった部分もこだわって作られています。

しっかりとしたピンでロックすれば、カツラウィッグがお辞儀をしたら取れるとか、風で飛んで行ってカツラがバレるとかそんなことはありません。

昔のいわゆるヅラ、という悪いイメージや妄想を思い描く方もいるかもしれませんが、そんなのはコントの世界の話であって、普通にネットとピンで留めれば相当細い腕の毛のような毛でも今はホールドできるハイぐえーどなものがあるので、過剰な心配や不意なアクシデントでのカツラバレなんてことは無いと思っても大丈夫です。

使うのなら、機能も頭皮への優しさも良い物で

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