ハゲ隠しスプレーは薄毛が悪化するの?
Table of Contents
増毛スプレーを使い続けるのは危険
増毛スプレーという、急場を凌ぐための薄毛カバーアイテムがあります。
※当サイト内アフィリエイト広告等が表示されます
一度はTVのコマーシャルや、ドラッグストア・化粧品店などで見たことある方も居るかもしれませんね。
中にはカツラメーカー・ウィッグメーカーでも自社製品で取り扱いが有るケースもありますね。
薄げで悩む方が解決のために訪れるカツラメーカーや増毛専門店で、ハゲが悪化する可能性が高いものを売っているなんて…と、正直ビックリなんですけどね(^_^;)
止むに止まれず、そういった薄毛隠しスプレー、ヘアーファンデ、頭皮パウダーなど色々な名称はありますが、使ったことある方・買ってしまった方もいらっしゃることでしょう。
いくらね、天然素材や成分で無害を謳っている商品であっても、毛髪・頭皮にミクロの粒子を付着する(させる)というのは地肌の負担になるって不安もありますよね。
頭皮への整髪料の付着はあまり良いものではないと解りきっているとは思うものの、少ないメリットと大きなデメリットをコラムにまとめていきます。
薄毛カバースプレーのメリットとデメリット
増毛スプレー や頭皮に振り掛けるお粉の作用と使い方しては、地肌の肌色をカバーする黒や茶の色の付いたミクロの粒子を、頭皮が透けている部分、又は白髪が目立つ部分に付着させ、色を付けることで薄く見えないようにしようというモノ。
ガス式で噴射するスプレータイプと、パフでつけていくパウダーファンデーションのっぽい色の付く粉を塗布するタイプの2種類が一般的です。
昔からあるアイテムであり、男性・女性の整髪料コーナーにおいてあることもあり、ニーズもあってか大手かつらメーカー製の物もあります。
大手カツラメーカーが頭皮に悪影響を及ぼしかねないものを平気で売るのもどうかしていると思いますが、どうやら事情があって、結果的に余計に薄くなってカツラを買ってくれれば御の字と言う、売る側の都合があるようで。薄毛が根本的に治ってしまったら稼ぎがなくなってしまうので、頭皮環境の改善よりもその場しのぎの薄毛カバースプレーが売れればよい、という最低のスタンスであるとも言います。薄毛改善の見方ではないと言うことですね。どちらかと言うと増毛エクステ事業で、美容師としてヘアスタイルを美しく作りたいというマインドを持った方に相談するほうが良いのが解ります。
話題を増毛スプレーに戻しますと、分け目にさっとスプレー、マスカラのように気になる根元に塗るだけ、分け目をパフでポンポンするだけ、のような手軽さを前面に打ち出しておりますね。
薄毛カバースプレーのメリットとしては
- 手軽
- 安い(1000~7000円)
- 薄毛&白髪もカバー
デメリットとしては
- 頭皮に色が付く
- 頭皮が荒れる
- 汗・雨で洋服に付く
- 洗い落とすのは大変
- 生え際・前髪には無理
手軽さが売りであり、毎日使うには良く無さそうと言うのもお分かりいただけるかと。
正直なところ日常的に使うのはNGだと思いますし、最低限TPOに合わせてのたまに使う程度に抑えるのがベターです。
理想は使わないのがベストです。
極力使わず代替案を考える
増毛スプレーや頭皮に振り掛けるお粉などでのデメリットは多く、さらに残念なことにその落ちたりするのを防ぐためにさらにコーティングのスプレーやミスとなんてのもあります。
いわゆるキープスプレー・ミスト的な物もオプションで抱き合わせで売っていたりします。
髪や頭皮にも付着することが多い色素の粉に、更に落ちないように被膜を作ってくのは、頭皮や毛穴の環境悪化につながっていくものです。
スプレーやミストなどの固定剤に植物由来成分を使っていたり、日本の薬事法や化粧品登録、医薬部外品も通るような人体に有害な物ではありませんが、頭皮を黒く塗りつぶしても皮膚呼吸への影響など心理的にもキツイものがあります。
頭皮の薄さ、一部のハゲや円形脱毛症をカバーしたつもりでいても、やはり仕上がりに不自然さが残るケースも多いんですよね。
美容師目線で言えばバレバレ、塗りつぶした頭皮が痛々しく見えてしまします。はっきり言って他の人にもバレていると思っていただいて間違いないでしょう。周りの人が気を使って頭皮の話題について触れられないだけで、万が一汗で頭皮の色が流れた時などは周りの人たちは気まずくて仕方がありません。ブラウスやシャツの襟が汚れたりしやすくなるので、オススメではない薄毛解決手段です。
で、あれば、増毛エクステやウィッグなどを検討した方が良いでしょう。
増毛エクステが向いているケース
少ない状態だとしても、毛穴が残っていてターンオーバーが起こっていて毛穴が死んでいないのであれば、増毛エクステが良いと思います。増毛エクステであれば、雨や汗の影響で抜けたりするわけでもないし、日々のお手入れも普段通りスポーツやシャンプーも問題ないです。
増毛スプレーや頭皮のお粉を落とすためにシャンプーの二度洗いをする必要もありません。洗いすぎによって必要な皮脂まで落とし過ぎるという本末転倒も起こらないでしょう。
毛が伸びた時のメンテナンスも、付けっぱなしのタイプで無ければ今生えている髪×付けた増毛エクステの再利用:リペアで適切に繰り返せば自然に増えたように仕上ります。
ウィッグが向いているケース
円形脱毛症、又は抜毛症で抜いてしまって毛の長さのキープや定着に不安があれば、部分カツラ:ヘアピースなどのウィッグが良いでしょう。
ファッションウィッグなどの光沢が不自然なレベルのウィッグ・カツラもありますが、頭皮へ直接付着するスプレーでバレバレで毛穴を塞いで頭皮の環境を悪化させているのを考えれば全然マシかもしれません。
もちろん、地毛の色や質感、長さに合わせたオーダーメイドがベストでしょうが、既製品よりも費用がかかります。
どの程度の期間をカバーする必要があるとか、イベントや冠婚葬祭、営業のお仕事などで、人と毎日会う、とかだと、ある程度フィットしたウィッグを用意するのが良いでしょう。
産後の抜け毛がひどい場合等で薄毛が気になるなどの場合もある程度の回復を見込みつつ、最悪産前産後で髪質が変わってしまうことも考えて、前髪ウィッグの作成や、薄くなった部分だけ増毛エクステをつけるなど、見た目の変化の度合いに応じて検討するのが良いでしょう。
ベストな選択は時々で変化する
誰に相談するかでオススメは変わってきます。
美容師さんに相談したら、スプレーは止めよう、と言われると思います。
そして、カット・パーマ・スタイリングでカバーしようとしてくれます。
髪型的に納得のいくレベルに仕上がれば、それがベストです。
ただ、美容室でのカウンセリングでは、髪を増やす、と言うことを踏まえての提案は苦手なケースが多いので注意が必要。
カットの技量でなんとかしようとするケースが圧倒的でしょう。そこには善意が前提にあり、お客様の満足度を追及するプロです。満足してもらってリピートを増やそうとするのが根底にあります。
大手カツラメーカーはハゲを増やしてカツラを売るという利益を追求するメーカーが多いので、利益を追求するので仕方が無いのですが、予備知識などをある程度入れていかないと、カモにされる可能性が高いので注意が必要です。薄毛隠しスプレーを勧められ、薄毛が悪化したら増毛プランかウィッグ作成に持っていく酷い流れもあります。。。
最近流行の増毛エクステサロンでは、美容師さんあがりの人も在籍していれば安心感が高いです。
ウィッグの取り扱いもあれば、増毛エクステか、部分ウィッグか、ヘアスタイルでどうにか出来るかを検討できます。
美容師さん・美容室との連携や、美容師暦が長い増毛担当・ウィッグ提案スタッフが在籍していれば、どういったやり取りをして、今後のヘアスタイルの方向性を決めればよいのか、の共有もスムーズでしょう。
増毛スプレー や頭皮に振り掛けるお粉は悪影響は想像できるところ、卒業するため動き出しましょう。