バルジ領域と脱毛・抜毛症

ココ最近注目を集めているバルジ領域

バルジ領域は、毛根に付随する器官で、今まではあまり注目を集めて来たものではありません。


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一般的に髪の毛を生成するしたら、毛根・毛穴をイメージする方は多いでしょうか。

少しマニアックな方では毛乳頭・毛母細胞で毛を作っている、というのもご存知かもしれません。

アニメ・漫画、はたらく細胞 などでも少し毛根で毛を作られているというのを解説していたようにも思います。

比較的新しいバルジ領域という器官、薄毛で悩む方には非常に重要な器官ですので、取り上げて解説していきたいと思います。

バルジ領域の働き

バルジ領域が直接髪を作るわけではないものの、バルジ領域が毛を作り出す毛乳頭に向けて発毛の指令を出すことが解明されています。

髪の毛の元種である毛母細胞や毛乳頭に定期的に刺激を送ることで、発毛のサイクルを維持し、髪の適切な生え変わりを否がしているのですね。

ヘアサイクルが乱れるということは、実は、毛根・毛母細胞のダメージが原因というだけでなく、このバルジ領域の器官が発毛の司令を出さないことで新しい毛が生えてこないと言うことが問題だったりします。

脱毛症・抜毛症のバルジ細胞はどうなっている?

円形脱毛症などの部分的な脱毛のケースでは、バルジ細胞が発毛の司令を中断することで毛が生えてこなくなると言われています。

ストレスが原因であることが多いでしょうか、ストレスが取り除かれることで円形脱毛症が改善するようなケースでは、バルジ細胞自体がダメージを追ったわけでは無いので、比較的自然な髪の状態に復活しやすいでしょう。

対して、抜毛症・ご自分で毛を抜いてしまうようなケースでは、バルジ領域自体が毛を引っ張って抜いてしまうことで損傷しやすかったり、または繰り返しぬくことで短期間でダメージが蓄積しやすくなるなどあります。

生えてきた髪の毛をすぐに再度抜いてしまうことで、バルジ領域が元に戻らなくなる → 毛が生えてこなくなる ということになってしまいます。

抜毛症で繰り返しぬいたところから髪が生えてきても、非常に細かったり、毛室が柔らかくなってしまっていたりと、産毛のような状態になってしまうことも。

バルジ領域による髪の復活が見込めなくなることもあるので、抜毛症の方は特に早期に治療をされることをオススメしたいところです。

バルジ領域への作用を利用したエステなどの脱毛メニュー

毛根・皮下組織などを直移設破壊しなくても、エステなどで用いられる医療用のレーザーなどをこのバルジ領域に証左することで破壊、発毛の指令を断つことで永久脱毛をメニュー化しているサロンもありますね。

ただ、多くの脱毛経験者の方なら思うところですが、永久脱毛しても、やはり、産毛や何かしらの毛は生えてくることもあります。

そうなると、脱毛症・抜毛症の方でも、うっすらとした希望が持てるのかな?と思えなくもないですね。

ただ、あまり期待してはいけないところなのかもしれませんが…

今後への期待

 バルジ領域自体が脱毛症治療の研究の一環として発見された幹細胞(細胞を作る働きをする)の一種で毛の生成・細胞分裂に重要な役割を果たすことがわかってきています。

その働きを利用してレーザー永久脱毛として活用するエステサロンもあります。

同様に、バルジ領域へ働きかける育毛・発毛剤、またはそういったメニューなどが出てきてもおかしくなのにな~と思うものの、まだ実用レベルでは事例は無いのですよね。

幹細胞培養液などにはバルジ領域への働きかけに有効であると期待されていると言います。

一部のヘアサロン・増毛エクステ専門店・ウィッグ専門店などで取り扱いが有るようですので。興味があればチェックしてみてみるのも良いかもしれません。

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