髪の毛は月に何センチ伸びるのかしら?
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髪の伸びる速さと長さ
髪は月にどのくらい伸びるのか?もはや一般常識、と思うような気もしますが、
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それはあくまで美容師関係の職業でのことかもしれないので、ブログで解説していきたいと思います。
1日・そして1カ月に伸びる長さ
髪の毛は1日で0.3~0.4mmほど伸びているといわれます。
平均で考えると1週間で約2~2.5mm、1カ月で約1cm、1年で約12cmほどと言われていて、個人差があり、また、部位によって違ったりすることもあります。
伸びるのが速い人だと月に3センチ近く伸びる、と言う人もいれば、前髪が一向に伸びない…と言う人もいるでしょう。
比較的血流が盛んな部位が伸びやすい傾向にあると言われ(個人差はある)つむじ回りが早かったり、襟足の首元のうなじが早かったりなどあるようです。
前髪が伸びるのが早いと、目に入って気になるのも早かったり、刈上げ部分も伸びて野暮ったくなったりも早くなるので、良し悪しあったりします。
その他にも伸びるのが早くて気になるのが白髪染めしている方の伸びてきた根元の髪の毛も気になったりします。
オシャレ染めのカラーリングの根元の伸びもそう。
よく、プリンって言ったりする部分ですよね。
美容師さんから見れば、最後にヘアカラーして1カ月くらい経つんだろうな、と予測がつくのはこの伸びた部分の色で判断する部分です。
髪の伸びる長さの限界は?
髪の毛の周期(毛周期:髪が生えて抜け落ちるまでのサイクル)は男性が3~4年、女性が5~6年といわれており、男性よりも女性のほうが髪が伸びる期間が長くなっており、理論上は男性は40~50CM前後、女性は50~60CM前後まで伸びることになります。
以前もブログで解説したことが有りますが、髪の生え変わりの周期の中で、成長する髪が9割程度で、その期間が3~6年程度、抜けることなく長さを維持できる限界がそのあたりになります。
伸びるのが早くて毛周期が長ければ、相当長さを維持できますが、切らずに伸ばすと毛周期のそれぞれの毛の休止期などの影響で長さは不揃いになります。
カットしてすぐだとカットラインが固めに感じでも、伸びたら馴染む、と言うのがそういった伸び方のバランスの影響だったりしますね。
そういうラインが強く出るのを嫌う方(男性に多いような気がします)は、スキばさみでセニングを入れて梳いて、柔らかいカットラインを出すようにしたりもします。
女性ホルモンとホルモンバランス
女性の方が周期が長く、髪を伸ばせるという事になるのですが、その理由として女性ホルモンが関係しています。
女性ホルモンのエストロゲンは髪の成長を促進するホルモンでもあり、エストロゲンが多く分泌される女性のほうが髪の成長期・成長周期が長くなることで、毛髪も長さを維持しやすいことになります。
よって、女性の方が男性よりもハゲ・薄毛、額の後退などが少ないのは、女性ホルモンによるものだと言われていますね。
逆に抜け毛やハゲの原因は男性ホルモンのバランス・受容体などのバランスにより進行しやすくなるとも言われており、AGAとして認知されてきている感じでしょうか。
その他の要因としても、基礎代謝・代謝機能が低下することで血流が悪くなり、頭部や髪に栄養が行き届きにくくなって、成長が遅くなってしまうこともあります。
女性の場合は、閉経などによる更年期障害や、出産に伴うダメージや体質の変化、ホルモンバランスの崩れなどでも、髪の成長を促す女性ホルモン分泌量が低下し、抜け毛が増えたりするなどあり、髪の伸びが遅くなることも有るかもしれません。
極端な抜け毛の場合には病気が原因のケースありますので、そういったケースでは早めの受診をお勧めしますが、多少髪の伸びが悪いとしてもそこまで気にする必要はないでしょう。
増毛エクステを付けたり、分け目用のウィッグを付けたりしても、髪が伸びてきた時のメンテナンスは必要です。
分け目用のウィッグであれば、装着することで根元のカラーリングした部分の伸びたところをウィッグでカバーで切りなどもありますが、裾の長さ、アウトラインの長さや、髪の段・グラデーションやレイヤーカット部分は整えた方が、ウィッグと地毛との境目が馴染みやすくいてよいと思います。
平均的に、40~50日程度で手入れをされる方が多いので、参考にしてくださいね。