ウィッグのベースネットについて解説

薄毛をカバーするために装着するウィッグ。


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ウィッグは毛を植える部分の土台となる部分が必要で、ネットなどをベースにしていることが多いです。

今回はネット部分について解説していきます。

1枚仕立てのベース

いわゆるベースとなるネット1枚で、頭皮側、外側を兼ねるものは1枚仕立てと言ったりします。

オーダーメイドであれば、このベースのネットをどのように構成するか選べますが、1枚にするメリットはずばり安さと軽さです。

既製品の安いウィッグや、ファッションウィッグ、コスプレ用ウィッグなどは1枚仕立てが多いです。

1枚のベースで表裏を兼ねることもあり、通気性の良さも期待できます。

ただ、ウィッグ用の毛を縫い付けている部分と、ご自分の頭皮とが直接触れたり、また汗などの影響が毛に影響しやすくなるなど、デメリットもあります。

比較的劣化が早く進みやすいというのと、清潔感の面で敬遠される方が多い印象です。

ベースネットは黒、となることも多く、カツラであることがばれやすい傾向にもあります。

では、ベースネットを肌色にすれば?と思われるかもしれませんが、1枚仕立てだと毛の根元部分が浮いて見えやすくなるというのと、汗などの汚れがベージュの布地に染み付きやすく、汚く見えやすいなど、あまりメリットがないケースが多く、1枚では黒ネットになります。

オーダーメイドで作成する場合には1枚でも3枚でもお値段は変わらないこともあるので、敢えて1枚を選ぶのはお勧めしません。

2枚仕立てのベース

量産型でも比較的多いのが2枚仕立てです。

頭皮に振れる側で毛を植えてある部分で1枚、地肌の代わりになる肌色のベースで1枚の2枚構成は、地肌と毛が浮いて見えにくいのがメリットです。

お値段も幅広く設定されるのが2枚仕立ての特徴でしょうか。

既製品で5万円~ オーダーメイドでは50万円程度まである中では、2枚以上のベースネットで仕立てあることがほとんどです。

ご自身の頭皮に触れる部分のネットに関しては、若干装着感に違和感を感じる場合もあるかもしれませんが、カバーする面積、重量などのバランスによります。

3枚仕立てのベース

いわゆる高級オーダーメイドウィッグなどで採用されることの多い3枚仕立て。

地肌に触れる部分には抗菌ネットを配し、長時間の装着での不快感を軽減できます。

メンテナンス性や耐久性に関しても、ベースネット全体が長持ちする傾向にあるので、年単位の長期的に見ればさほど割高ではないケースも多いようです。

大手かつらメーカーでは50万円前後するオーダーウィッグでたまに採用されているかどうか、と言ったところで、この一工夫入れるかどうかで快適なウィッグライフに差が付くと思います。

お値段は高額になる傾向にありますが、リーズナブルなオーダーメイドウィッグであれば、20万円~30万円程度で作成できるショップもあり、品質とのバランスではリーズナブルと言ってもイイでしょう。

十数年経ったベース

ベースをネットでなくて、プラスチックなどの樹脂で作ってなかったっけ?と思われる方は相当古いモデルのカツラ愛用者かもしれませんね。

確かに古いカツラでは、頭の形に合わせた樹脂パーツとネットを組み合わせモノがありましたが、今は主流ではありません。

腐食して汚れたり、または経年の劣化で割れてしまったり、装着感が重かったりでメインストリームからは外れております。

プラパーツにせよ、ネットにせよ、お手入れを繰り返せが傷みますし、汚れてもきます。

ここまで激しくダメージが進行したら、買い替えを検討しましょう。

それと、こういう古い時代のカツラ・ウィッグのイメージがあるからか、ウィッグがお辞儀をしたら取れるとか、風で飛んでいくとか悪いイメージや妄想を抱いている方もいるかもしれませんが、そんなのはコントの世界の話であって、普通にネットとピンで留めれば相当細い毛でも今はホールドできるものがあるので、過剰な心配や不意のカツラバレなんてことは無いと思っても大丈夫です。

たかがピン、されどピン・安いウィッグを避けた方が良い理由

ウィッグに不可欠なものとして、ピンがあります。 ※当サイト内アフィリエイト広告等が表示されます たかがピンと侮る無かれ、世の中にはそれこそピンきりで種々のピンがあ…

理想はピンもベースネットのグレードと併せて、ハイグレードなものを使われるのをオススメします。

まとめ

一般的には安価なウィッグはベースネット1枚もしくは、ベース地肌ネット2枚仕立てでウィッグを作るケースがほとんどです。

それでも高価な時は高価ですね。

オーダーメイドウィッグでは土台、地肌、抗菌防臭、の3枚ネットで作っているケースが多いですが、大手かつらメーカー以外であれば、過剰な広告費の上乗せなどもなく、半額程度で作れることもあります。

ノウハウがしっかりとあるオーダーメイドウィッグであれば、3枚重ねても厚みがでる事もなく自然に仕上がっています。

3枚構造の良い所としては、夏場の暑い時期でも空気の層が出来るためムレにくく、頭皮にも負担が少なく、通気性が抜群に良いので春夏秋冬季節を問わずウィッグのヘアスタイルを楽しめます。

是非サンプルなど手に取って確かめることで、リーズナブルに最高品質のオーダーメイドウィッグを作れると思いますよ。

ウィッグの知識を付けて、良いウィッグライフをお送りください!

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